KDDI子会社の沖縄セルラーは、IoTを活用した家庭用水耕栽培キット「やさい物語」を3月20日に発売します。
価格は初回の5000台に限り2万9800円、定価は3万4800円(いずれも税別)
土を使わずに、スポンジと水、そして液体肥料だけで野菜を育てる水耕栽培──これを家庭で手軽に行えるのが
本製品です。虫が入りにくい半密閉構造を採用し、インテリアに溶け込むデザイン。内部のLEDの光やポンプは夜間は停止でき、静音性にも配慮しているのも特徴です。
栽培可能な品目は、レタスなどの葉物野菜やハーブ、ベビーリーフなど。種をまいてから約1か月で収穫できるとしています。
その間は定期的な水や液肥の補給が必要ですが、種をまいてから最初の2週間は水の補給は不要。その後は1週間に1度、
水と液体肥料を足すだけと、手間をあまりかけずに栽培できる点も売りにしています。
また通信事業者が開発する強みとして、Wi-FiおよびBluetoothでスマートフォンと連携する機能を搭載。LEDの点灯時間もスマートフォンで
設定できます。また、気温や水位の異常値を設定しておけば、内蔵センサーを通じてスマートフォンでアラートを受け取ることも可能です
また本体にはカメラも内蔵。定期的に撮影し、スマートフォンで野菜の成長過程を楽しむことができます。
また、撮影した写真はFacebookやTwitterなどのSNSにシェア可能。育てている野菜の写真を友人に見せて会話の種にするなど、
単に栽培するだけではない楽しさも訴求します。
競合となる家庭用水耕栽培キットとしては、インテリア性を重視したフィンランドのPlantui、スマホと繋がるFoopなどがあります。
価格はPlantuiが5万円前後、Foopは廉価モデルのLiteでも3万8500円です。一方のやさい物語は2万9800円と安く、価格的なアドバンテージがあるというわけです。
開発元の沖縄セルラーは、2013年から社内ベンチャーとして野菜工場事業を開始。台風の多い沖縄県では、夏場に葉物野菜が育ちにくく、
また9割を本土からの供給に依存しているため、気象状況によって野菜価格が高騰しやすいという課題を抱えているといいます。???
バジル育てたい!
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