浜松商工会議所の会員企業でつくる「浜松農商工連携研究会」が二十四日、浜松市浜北区の農場で、レタス栽培の機械化を検討する見学会を開いた。浜松のものづくり企業の技術力を生かし、地元農業の効率化を進める。
同研究会は二〇一三年から、地域の農業と工業のマッチング事業に力を入れている。地元農業を活性化するとともに、会員の中小メーカーが農業の機械化需要を取り込み、新分野の開拓につなげるのが狙いだ。
これまでに四例の機械化に取り組んだ。鉢植え菊の栽培作業は実用化済みで、三例が検討中だ。今回は、畝をビニールでトンネル状に覆って作物を栽培する「トンネル栽培」が対象。
この日は市内の中小メーカーの担当者ら約二十人が、農業生産法人トップリバー(長野県御代田町)が運営する静岡農場を訪問した。
同農場では約四ヘクタールでトンネル栽培をしており、冬場にレタスを作っている。栽培を始める前には、畝にU字形の支柱を打ち込んでビニールをかぶせ、飛散防止のひもで止めるという準備作業が必要。
現在は社員ら約十人が毎年十一月ごろ、約一週間かけて手作業で進めている。今回はこの機械化を中心に検討する。
見学会では、今冬の栽培が終わった畑で静岡農場の浅田崇之農場長が「人手では力作業がつらい上にスピードも遅く、ビニールを止めるくい打ち作業なども一定の強さにできず、冬場にはがれることもある」と現状を語った。
続いて県農林技術研究所(磐田市)の職員が、県内には約千軒の農家が計八百ヘクタールでレタスのトンネル栽培をしていることを紹介し、「めぼしい機械はなく、大きなマーケットが期待できる」と話した。
参加者は、ビニールの薄さや材質などを確認。
自動車の強化プラスチック部品を製造するアルナ(浜松市西区)の矢口良一社長は「自動車は海外生産シフトで国内受注が減っている。自社の技術で何ができるか、情報収集に来た」と、熱心に畑の状況を確認していた。
同研究会では今後、参加企業から具体的な機械化案を募る。浜松商議所と同農場が良い案を選考し、早ければ来シーズンの栽培から導入したい考えだ。
要はビニールハウスみたいな覆いを畝一列毎に付ける機械なのね。
日に当たりたくない、引きこもりのおれ向き
アスパラガスだかキノコだか栽培してるケースがあったような。
そうなったらなったで冬野菜の値段が暴落だ
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