見舞われた。最高気温が35度以上の猛暑日は99地点、30度以上の真夏日は600地点と今年に
入って最多を更新。特に深刻なのは東北と関東で「田んぼの水が熱湯のようだ」との声も。
北海道では干ばつで農作物に影響が出ている。15日も北陸から沖縄にかけて気温は軒並み高くなり、
農家は熱中症に厳重な警戒が必要だ。
全国で最も高い39・3度を記録した群馬県館林市。米と麦、キュウリを栽培する帆足圭二さん(73)
は「外に出るだけでじわっと汗ばんで、田畑には暑くて誰もいない」と連日の猛暑に音を上げる。
39度となった福島市では、農産物直売所のJA新ふくしまここら矢野目店の長尾好子サブチーフが
「暑いと外に出るのがしんどいのか、客足は鈍い。農家も暑くて野菜の収穫ができず、出荷量が
減っている」と困り果てた様子だ。
この他、岩手県山田町や宮城県気仙沼市など8地点で観測史上最高の気温を記録するなど、
猛烈な暑さに見舞われた。
東京都奥多摩町では14日、農家の男性(92)が農作業中、熱中症とみられる症状で倒れ、
救急搬送された病院で死亡した。東京消防庁が発表した。
暑さだけではない。北海道十勝地方では干ばつが襲う。帯広市では6月中旬以降、雨が降らない日
が続き、6月の降水量は59ミリ。前年同時期(92ミリ)に比べて雨が少なく、土壌は乾ききっている。
収穫直前の小麦は水分不足から草丈が伸びず、不稔(ふねん)も多発。大幅な減収が見込まれる。
中札内村でエダマメやテンサイ、小麦などを栽培するJA中札内村の山本勝博組合長の圃場
(ほじょう)も、少雨で生育が遅れているという。山本組合長は「例年、この時期は、歩くと靴に
びっしり泥が付くくらい土が湿っている。だが今年は風が吹くと舞うほどだ」と異常な状況を指摘。
同様の傾向は、十勝地方全体で起きているという。
トウモロコシやエダマメも例年より草丈が低く、テンサイも株の肥大が遅れている。今後も雨が
降らなければ、小麦だけでなく、他の作物でも減収や品質低下を招く恐れがあり、山本組合長は
「雨が降ることを祈るばかりだ」と漏らす。
なぜ、ここまで暑いのか。同庁は「台風9号が持ち込んだ暖かい空気が日本列島に流れ込み、
さらに接近中の11号が高温多湿な空気をもたらしているため」(天気相談所)と説明する。
北海道十勝地方から東北にかけては、7月入っても雨が少ない状況が続いている。気象庁によると
7月上旬の降水量は北海道、東北ともに平年の7割減と極端に少ない。
一方、宮崎県や鹿児島県では梅雨前線と台風9号の影響で局地的な大雨となるなど、アンバランスな
状況が続く。16日以降は台風11号が西日本に接近、北海道と沖縄を除く地域でさらに雨が降る見込みだ。
同庁は「台風11号の通過後、晴れの日が続けば、来週にも奄美地方や九州は梅雨明けの可能性がある」(同)としている。
http://www.agrinews.co.jp/modules/pico/index.php?content_id=33936
北部九州は梅雨と言う梅雨は殆どなかった
奄美は梅雨明けしたよ
東日本が異常なのは福島と関係あるのかな
鹿児島は各地点5月~6月の雨量が2500ミリ近いよな。
なんで水害にならないんだ?
慣れというか備えがあるんだろうね。鹿児島や宮崎あたりの地名を眺めていると、昔から水害に苦しんで来たんだろうなあと
思わせるような地名がいっぱいあるよ。
雨が多い所には雨に対する備えが当然に出来てるモンだし
自然現象への慣れには地域差があって当然
たとえば、首都圏や関西圏では20cmも積雪があれば交通が一気に麻痺するが
北海道の冬では積雪が何mになっても交通には一切の影響が無かったり
南は長雨、北は干ばつ、な~んだ?
0 件のコメント :
コメントを投稿