2015/5/28 12:00
米グーグル傘下の投資会社グーグル・ベンチャーズは、ビッグデータを活用して農家に生産効率を高める方法を提示するファーマーズ・ビジネス・
ネットワーク(FBN)に投資する。グーグル・ベンチャーズを中心とした今回の投資で、FBNは1500万ドル(約18億4500万円)を調達する。
■農家も企業経営と同じ
IT技術を使い作業を効率化する農機が増えている
FBNのビジネスモデルを考案したのは、グーグルでエネルギー関連の技術革新や地熱プロジェクトを率いたチャールズ・バロン氏だ。農家は年間500ドルを
支払ってFBNにデータを提供し、特定地域でどの製品や手法を使えば生産量を最大にできるかを同社の膨大な農業データからアドバイスしてもらう。
バロン氏はある年、プロジェクトの合間に兄弟の農場でトウモロコシを収穫したり、穀物カートを運転したり、コンバインを動かしたりして数カ月間を過ごした。
同氏は「この体験で、農家はまさに企業家だということを学んだ」と話す。農家は作物の栽培方法を学ぶだけでなく、農機具や様々な農業製品の発注と維持管理、
農場のマーケティング、収穫した作物の販売も手掛けなくてはならないからだ。
こうした農家に21世紀の経営手法を提供するため、バロン氏はアモル・デシュパンデ氏と共同で農家を後方支援するソフトウエアを作成。使った種子の種類や
肥料の量、種まきの際の圧力など個々の農家についての情報や、環境的要因、土壌の養分、生産量をデータベースに集め、生産効率を高める方法を提示する。
農家は自分の事業について包括的な視点を得られるだけでなく、ほかの農家が使っている技術や製品、成功している点も参考にできる。
農家はこれまで、ほかの地元農家との交流や大学の管理された研究、農業製品業者のデータを頼りにどの製品を使うかを判断してきた。だが、こうした状況は
変わりつつある。
■ビッグデータで生産性を向上
バロン氏は「農業のIT(情報技術)化に伴い、この分野のデータ量は増えつつある」と話す。今では農機具の多くに既にデータを収集する機能があるものの、
互換性がないこともある。たとえば、ある農家は土壌の養分を測定するジョン・ディアの農機と、種子の生産性を分析するモンサントのツールを使ったデータ
分析情報を持っているかもしれない。だが、こうしたネットワークは情報を共有していないばかりか、本質的に偏っている。
FBNは農家が自分でデータを記録し、国内の他の農家とデータを匿名で共有できる、独立したインターフェースを提供する考えだ。分析結果は自分の農場の
状況が考慮されたデータであるため、ライバルの農場のデータと比較できる。ある農場のデータを定点観測すれば、化学薬品や肥料の使い過ぎを防ぐこともできる。
そうすれば、農場の近くにある水路の汚染も軽減できるかもしれない。
FBNは昨年11月の設立以来、700万エーカーに相当するデータを収集してきた。データはさらに大幅に増える余地がある。米環境保護局(EPA)によると、
2007年の米国の作物栽培面積は約4億エーカーだったからだ。
グーグル・ベンチャーズのゼネラルパートナー、アンディ・ウィーラー氏は「世界的に非常に大きな商機がある」と期待を寄せる。「市場規模を一見したところ、
米国の農場の半分がこのサービスを直接活用できる」との観測を示した。
バロン氏は既に東欧やアジアの農家がFBNのデータ網に関心を示していると述べる一方、当面は米国でのシステム構築に全力を尽くす意向を示した。
FBNは現在、米17州の16種類の作物と500品種の種子について分析結果を公表している。
FBNはグーグル・ベンチャーズのほかにも、ベンチャーキャピタル(VC)のクライナー・パーキンス・コーフィールド&バイヤーズやDBLインベスターズ
から合計で約2800万ドルを調達している。
By Ruth Reader
(最新テクノロジーを扱う米国のオンラインメディア「ベンチャー・ビート」から転載)
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO87336860X20C15A5000000/
人がかかわらないのかね?
何かのテレビで見た
確か時間帯によって水まいたり温度もセンサで計って調整してってやってたな
野菜によって適温だったり湿度だったりってのがあるらしくて成長度もぜんぜん違うらしい
面白そうだった
いい挑戦じゃないかな
ネットが無いと料理が作れませんに続いて
ネットが無いとジャガイモ一個作れません
流通小売に食糧までグーグルの支配下になる
ちょっと多く作りすぎてご近所で配って地域でほっこりのとは異次元
個人がフィードバックできるはずない規模なのに
年中日本の農家は慰安旅行ついでに見学してるコッケイw
と思ったら同じレスがもうあったw
自然はあまくない。
(´・ω・`)
米一粒一粒にまで広告いれちゃうかもな
それ面白いな
遺伝子操作で表面に広告の出る野菜や果物
食欲は分かんが
ベンチャーの農業って値崩れ起すだけで続かないんだよな
これが日本の農家のリテラシーか。。。確実に滅ぶな。
多品種の大量生産で出来れば儲かると思う。
値崩れは1種類そればっかり作るからそうなる(バイオ燃料のとうもろこしとか)
GPS使った自動運転のトラクターもあるし
温感センサー、24時間タイマー使った温度管理と散水システムのハウスもあるし
農薬・肥料のデータベースもあるし
土壌診断で作物別の肥料適正値の算出もあるし
別になにも目新しいことじゃないな
ただ規模を大きくしただけ
日本の農作物が世界一の品質を誇るのは、農家が一株一株見て回り
芽摘み・誘引・摘果・摘芯など、昔から培ってきた知識による手間暇と
農業試験場や大学高校、企業までも一体になったウイルスフリーのバイオ苗や薬剤試験などの最先端技術の向上
これに尽きる
一農家が何百haもやらざる負えないアメリカさんじゃ生産量と生産効率は上げられても
品質向上はまた別次元の話
やばいw
日本の物作りの失敗からなにも学んでいないw
日本もすでにPCぐらいあるし!>ちまちまPC作ってる間にOSで世界制覇された。CPUも作れない
個々の技術にこだわってる間に、その外枠で負けて詰む。
googleだとそれタブレットひとつで出来る様にするな
勿論データベースや管理アプリは無料。センサー類も貸し出し
無理無理w
株間など考えもせずに空から種ばらまいてるようじゃいつまでたっても品質なんか良くならない
コメやオレンジが自由化されて物量と低価格で攻めてきたけど日本の農家は品質を武器に余裕で跳ね返してる
PC作りと同じ感覚で作物作りやってたって良い物なんか出来ないよ
失敗からなにも学んでないねw
そう言ってる間に日本の果物は最高級品として世界を駆け巡ってますが
農業用人型ロボットなんか、割と簡単にできると思うけどな。
もうロボット企業を買収してるし。
どちらかというとモンサントなどの遺伝子工学に長けた企業が
安心安全高品質のブランド苗を作り出すほうが理にかなってると思う
そして農作業ロボット化で全自動の育成・収穫・選別・出荷のオールインワン
必要なのは農業の職人ではなくてエンジニアという農業機械技術者
それが世に受け入れられたら日本の農業は確かに終わるかもね
グーグルが持ってる情報はすべての企業が欲しがるものだと思うよ。
だから>>66みたいなディストピアが映画の話じゃなくなる可能性があるわけで
それは間違いなく俺もそう思う
ただ、農作物にとって価値ある貴重な情報がトップダウンで知ることができたとして
さあ運用してみよう、というところでいざ目の前に広がる地平線すら見える農場を前にして
現実問題できるだろうか
例えば、ここの10haだけは高品質なものを目指すぞ!ならわかるけど
でもその時点でその目は日本に向いているわけで
ぶっちぎりで世界最高品質の作物を生み出す日本は
実はグーグルが欲しがる情報の発信源でもあるし売れる技術を持っているとも言える
だからそういうのをデータとして活用して行くって言ってるから脅威なんだってば
まあ、無理と決めつけるところからは何も生み出せないのはもう嫌と言うほど証明済み。
時代遅れの傍観者になるしかない。
なんかしらんうちに全てをにぎられてそうだね
ドローンで水遣り
ドローンで草取り
ドローンで収穫
販売ならビッグデータだか、農業そのものは基本的にリトルデータだ。
多変量解析の世界にビッグデータはなじまない。
儲けが少ないから、とか言って希少野菜を作ってる農家を量産型にするのだけは勘弁
大規模品種改良なんてリスクを引き受けることのできる資本を持つところにしかできないもの
スパイ企業だからだという基本を押さえといて下さい。
アメリカ政府にデータ渡してますから。
もうGoogleなしで生きられない人をここまで増やすのに成功したので、
次の段階に踏み出すということ。
需要は半永久で安定してるし
世界人口は爆発的に増える一方だからねえ
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